セラミックの詰め物や被せ物の治療ってどの医院でも同じでしょうか?…いえ答えはNOで、歯のセラミック治療には大切なポイントがいくつかありますが、その一つに接着技術があります。

当院の理想的な接着

接着技術

point① 大学やメーカーからデータをもらって治療方法を決めています

接着操作に関して接着研究をしている大学の先輩の先生から直接データをもらって接着方法を決めています。

また補綴臨床などの歯科接着に関しての専門雑誌に寄稿したり、接着材料を取り扱うメーカーからの耐久性チェックの依頼を受けたり、開発に関してのアドバイスもしたりしています。また外には出ない情報を共有することで、その接着材料の特性や取扱い方が分かるので、当院の日々の治療に直接活かすことができます。

point② 接着処理の仕方にこだわっています

▼接着する素材ごとに理想的な圧力でのサンドブラスト処理

セラミックと歯はどうやって強固にくっつくのでしょうか?たまにお寄せいただく質問の一つです。

一つにサンドブラストという前処理があります。これはセラミック歯にアルミナの粉を吹き付けて、表面をすりガラスのようなザラザラの状態にしていきます。この前処理をすることで接着力が上がりますが、当院では接着をする素材によってもサンドブラスト処理の圧力を変えています。

メタルだったらこのくらい、セラミックだったらこれくらい、…等々、どういう圧力の数値がその素材にとって一番接着力が上がるのかを考えています。(圧力を変えられるサンドブラスト装置を導入している医院も少ないです)。

▼セラミックエッチング処理

もう一つ、オールセラミッククラウンの被せ物に限っては、上記サンドブラスト処理と共に行なっている処理があります。それが「セラミックエッチング処理」です。安全性の高い材料を使い更に強固に接着することができます。

その他にも処理方法はいろいろありますが、自費の診療に関しては「これ以上出来ない」というくらい一番良い条件で理想的な接着操作をしています。

一言で「接着」と言うと分かりづらいのですが、これらのポイントが当院のセラミック治療の強みです。

当院のセラミックの接着へのこだわり・考え方

手を抜かない事

ルーペ

同業の先生や材料屋さんと話していても、ここまで上記の処理を行なっているクリニックを私は知りません。

上記は手間暇や材料代もかかりますし、上記を行わずとも通常の処理でも何となく接着できてしまうため、ここまでやるクリニックはほとんどないと思います。

何の材料を使うか? ではなく、どいういう風に使うか? これが大切なポイントです。上記の材料や機材を導入していたとしても、その操作を理解していないと宝の持ち腐れになってしまいます。

近年歯科医院で普及が進むマイクロスコープでも同じことが言え、購入すればいいというわけでなく「マイクロスコープをどう使うか?」…これが大切です。

白ければ良い、…という事ではない

セラミック治療は「セラミックで白ければ良い」というだけではありません。ジルコニアやEマックス(e.max)などの素材名が1人歩きしていますが、セラミック治療の目的として大きいのは「耐久性」「虫歯を再発させない」という事だと思います。何万円も使ってセラミックで白くしたとしても、すぐに外れたり取れたり、すき間から虫歯になってしまってはお金をかけた意味がありません。

理想的にくっつけたとしても寿命は20年前後

接着は一生ものではありませんので、できるだけ永く持たせられるかがポイントです。お口の中の環境は酷ですので如何にピッタリと接着したとしても一生は持ちません。当院では理想の寿命20年にどこまで近づけることができるかにこだわりを持って行っています。

出来るだけ削らずにギリギリを見極める

耐久性を持たせるためには土台となる天然歯をたくさん削ればそれだけセラミックが厚くなり強度が出て取れにくくなります。しかし当院では「最小限の削り方で、しかも取れにくい」という双方の点を考えギリギリのところを狙っていきます。ですので患者さまによっては予想していたよりも咬み合わせの力がかかってポロッと取れてしまうことも稀にあります。

そのため保証制度を3年間設定しています。3年未満は完全無償でやり変えるようにしています。ギリギリを考えると取れるリスクも当然上がるのですが、当院では患者さんの歯の体積をなるべく残したい、多く削りたくないという方針ですので、それを保証制度でまかなうようにしています。

値段だけでなく技術内容で見てほしい

よく「オールセラミック1本の値段はいくらですか?」「Eマックスインレーの値段はいくらですか?」等々のお問い合わせを多くいただきます。お電話で値段はお伝えいたしますが、気持ち的には(心情としては)料金だけでなく技術内容も見てほしいという思いです。

しかしながらこの接着技術はとても地味で伝わりづらい内容です。このページを見ていただき、少しでも当院のこだわりをお伝えできればと思っております。

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